GitHub、AIの指示書を自動で直すDreaming
3行でわかる
- GitHubがAI「Copilot」の指示書や記憶を自動で整える新機能を発表
- 試験公開中。有料プランのみで、Copilot Proは対象外
- 実行のたびにAI利用枠を使うので、オンにする前に上限設定が必要
GitHubは10月28〜29日の開発者向けイベントで、Copilotの指示書を裏で更新する「Copilot Dreaming」を試験公開すると発表しました。
何ができるのか
Copilot Dreamingは、AIに渡している指示書や記憶を、人の手を借りずに最新の状態へ保つ機能です。コードの中身が変わったり、AIモデルが入れ替わったりすると、古い指示書は役に立たなくなります。その古くなった部分を見つけて、直したり整理したりします。
どうやって学ぶのか
Copilotとのやりとりと、プルリクエスト(コードの変更案)への指摘を読み、そのプロジェクトの決まりごとを学びます。たとえば指示書に今は使わないテスト用コマンドが書かれていれば、直す案を出します。GitHubの説明ページによると、Copilotを開いていなくても動きます。
基調講演では、Javaで書いたアプリをSvelte(JavaScriptの仕組み)で作り直すデモがありました。Java向けの指示書を新しいコード向けに組み替え、変更案として出す様子が示されました。Publickeyが伝えています。
変更がどう反映されるか
直したものが反映される方法は、3種類で違います。 ・記憶:承認なしで、追加・更新・削除される ・指示書やスキルのファイル:プルリクエストで提案され、取り込むまで変わらない ・コードレビュー用の指針:GitHub内部で更新され、プルリクエストは出ない
使える人と費用
対象は有料プランで、GPT-6.1 Solというモデルを使える人です。Copilot Proと、データの保存地域を指定するGitHub Enterprise Cloudは対象外です。1回動くごとにAIクレジット(利用枠)を使い、変更がなかった回や使っていないリポジトリ(コードの保管場所)でも消えます。価格の追加や正式版の時期は発表されていません。
注意しておきたい点
AIが作った指針は間違うことがあります。GitHubは、提案されたファイルの変更を確認してから取り込むよう案内しています。記憶とコードレビュー用の指針は、プルリクエストを通さずに変わります。オフにしても、すでに行った変更は元に戻りません。
あなたへの影響・やること
- 開発の仕事をしていない人は、今のところ特にすることはありません
- 仕事でCopilotを使う人は、有料プランでGPT-6.1 Solが使えるかを管理者に確認する
- オンにする前に、AIクレジットの上限(支出の管理)を設定しておく
- 指示書の変更案が届いたら、中身を読んでから取り込む
