11月の食品値上げは1477品目、年間は2万品目超え
3行でわかる
- 帝国データバンクが、11月の食品値上げは1477品目と発表
- 2026年は年間で2万327品目(確定分)と、2年連続で2万品目超え
- 食品を仕入れて売る人は、2027年も小刻みな値上げを見込んで価格を考える
帝国データバンクは10月30日、主要195社の飲食料品の値上げを調べ、11月は1477品目だったと発表しました。9月と10月に続いた大きな波は、いったん落ち着いています。
11月は1477品目、波は一服
11月の値上げは1477品目で、1回あたりの平均は17%でした。月の品目数が3000を下回ったのは、3か月ぶりです。ただ、2022年以降の11月では2番目に多く、2025年11月の150品目の約10倍です。
11月に一番多かったのは調味料の644品目で、ソースやマヨネーズなどです。年間の累計は2万327品目で、2025年の2万609品目に近づく見込みです。9月と10月だけで約8000品目、年間の約4割を占めました。
年間で多かった品目と理由
年間の品目別では、冷凍食品や包装米などの加工食品が6968品目で最多でした。調味料が6258品目、酒類・飲料が3381品目、菓子が1415品目と続きます。
理由の最多は原材料高の91.7%ですが、調べ始めた2023年以降で最も低い割合です。電気代などのエネルギーは63.9%、賃上げに伴う人件費は51.5%で、人件費は過去最高になりました。中東情勢を挙げた値上げも27.5%あります。
2027年の見通し
帝国データバンクは、食品の値上げは2027年も続くと見ています。ただ、2026年のような全国一斉の波ではなく、商品や分野ごとに時期をずらした値上げが中心になるとしています。パンなどでは、2027年の値上げがすでにわかっています。
企業は買い手の反応を見ながら価格に上乗せするため、ペースは2026年より遅くなる可能性があります。長引く物価高で家計は苦しいため、値上げの理由を以前より丁寧に説明する必要があるとも指摘しています。
個人の売り手に関わること
食品や食品に近い雑貨を仕入れて売る人は、仕入れ値と送料の動きが利益に直結します。ECのミカタは、仕入れ費用や物流の動きを踏まえて、価格と販売の計画を見直すよう呼びかけています。値上げするときは、理由を商品ページに書くと伝わりやすくなるでしょう。
あなたへの影響・やること
- 食品を仕入れて売る人は、仕入れ値が上がった商品から、利益が残る価格かを確かめる
- 値上げする商品は、理由を商品ページやお知らせに書いて、買い手に伝える
- 2027年は商品ごとに時期をずらした値上げが続く見通しなので、仕入れ先の案内をこまめに見る
- 送料や梱包費も上がっていないかを、月ごとに確認する

