Siri AIは1日25億件、Appleが利用上限を明言
3行でわかる
- Appleの決算会見で、Siri AIへの依頼が1日25億件を超えると判明
- サーバー側のAI機能には利用上限を設け、多く使う人の追加購入は将来の予定
- 日本語は10月に対応済み。メモリー高騰でMacとiPadは品薄の見込み
Appleは7〜9月期の決算会見で、Siri AIへの依頼が1日25億件を超えたと明らかにし、利用上限を設ける方針を示しました。
Siri AIの利用状況
ジョン・ターナス氏は、9月1日にティム・クック氏の後任としてCEOに就きました。初の決算会見では、Siri AIを「私たちがずっと望んでいたSiri」と呼びました。Siri AIは9月に米国の英語向けベータ版(試験版)で始まり、10月にフランス語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語へ広がりました。Siriへの依頼は1日25億件を超えています。
利用上限と追加購入の見通し
Appleは、サーバー側のAIモデルを使うSiri AIや、写真のインテリジェントな編集などの機能に、利用上限を設けます。たくさん使いたい人は、将来、拡張アクセスを買えるようになる見込みです。上限の回数、追加購入の価格、開始時期は発表されていません。
AI機能の広がりとMac
Siri AIは今のところ、頼まれたことに答える使い方が中心です。ただ、AIの動きをまとめる「オーケストレーター」を軸にした新しい作りなので、機能を広げる余地があるとターナス氏は述べました。
Macについては「独自のAIの時代を迎えている」と話しました。Mac miniやMac Studioで、AIを自分の機械の中で動かす可能性が広がるという考えです。macOSとiOSを統合するような根本的な変更は、計画していないと答えています。
メモリー高騰の影響
ターナス氏は、メモリー価格の高騰を「前例のない」状況と述べ、10〜12月期はコストがさらに上がると見ています。Appleは6月末にMacとiPad、9月にiPhoneの価格を上げ、上昇分の一部を吸収しました。10〜12月期は、メモリー不足でMacとiPadの供給が制約される見込みです。
10〜12月期の粗利益率は45〜46%の見通しです。メモリーのコスト上昇に加え、Siri AIの拡大に伴う費用が影響するとAppleは説明しました。
7〜9月期の業績
売上高は1144億7700万ドルで、前年同期より12%増え、同じ四半期として過去最高でした。純利益は307億1100万ドルで、こちらも12%増です。iPhoneは575億8300万ドル(17%増)、Macは107億9200万ドル(24%増)、iPadは62億2900万ドル(10%減)でした。日本の売上高は65億4000万ドルで、1%減です。
10〜12月期の売上高は、前年同期比で7〜10%増を見込んでいます。折りたたみ型の「iPhone Duo」は、供給が追いついておらず、需給が釣り合う時期は予測しにくいとサビ・カーンCOOは述べました。
あなたへの影響・やること
- iPhoneで日本語のSiri AIを使う人:日本語は10月に対応済みです。今後、サーバー側の機能には利用上限がつく見込みです
- MacやiPadを買う予定の人:10〜12月期はメモリー不足で品薄になる見込みです。MacとiPadは6月末、iPhoneは9月に値上げ済みです
- 次に確認すること:利用上限の回数と、追加購入の価格や開始時期のAppleの発表
