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OpenAI、データセンターの電気代を全額負担と約束

AI11月6日(金)の号出典:ITmedia NEWS

3行でわかる

  1. OpenAIが新設施設の電気代と設備費を全額負担すると約束
  2. 公職者とのNDA(秘密保持契約)は原則結ばない
  3. 対象は米国の自社施設で、日本の利用者への影響は発表されていません

OpenAIは11月5日(米国時間)、今後つくるAIのデータセンターが地元に守る約束と、国や自治体への政策提案を発表しました。

地元に約束した内容

約束の名前は「National Community Compact」です。OpenAIが所有し運営する、これからの施設が対象で、OpenAIはこうした施設を「Compute Campus」と呼ぶことにしました。施設ごとに地元と合意をつくり、進み具合を毎年公表します。

主な内容は次のとおりです。 ・電気代と必要な設備の費用を全額負担する ・計画が遅れたり中止になったりしても、費用をほかの電気の利用者に回さない ・水の使用が少ない冷却方法を優先する ・施設ごとの電気と水の使用量と、第三者による騒音調査の結果を公開する ・公職者とのNDAは、安全情報や企業秘密を守る場合を除いて結ばない

すでに決まった地元への支援

米ジョージア州エフィンガム郡では、約1万4000人の子どもの給食を無料にするため、480万ドルを出します。オハイオ州パイク郡では、SB Energyと合わせて600万ドルを保育の支援に充てます。

エフィンガム郡では、電力会社との契約で、電力不足の時間帯にOpenAIへの供給を最大1000MW(メガワット)減らせます。地元の雇用や職業訓練の支援も約束しています。

国や自治体への提案

同時に出した「Compute Campus Policy Blueprint」では、自主的な取り組みだけでは足りないとして、業界全体のルールづくりを求めました。

提案は次のとおりです。 ・電気を多く使う施設に、送電網の増強費を負担させる ・電力が足りないときに使用量を減らせる施設を、接続しやすくする ・電気・水・雇用のデータを公開させる ・税の優遇を受けた会社が約束を守らなければ、優遇を取り戻す

背景と選挙の結果

米国では、電気代の上昇や水の使用への不安から、データセンターに反対する住民が増えています。発表の2日前の11月3日にあった中間選挙でも、建設の制限を支持した候補が各地で勝ちました。ITmedia NEWSによると、米Washington Postは、少なくとも38の地域で、建設の禁止や制限を支持する議案が通ったと報じています。OpenAIは選挙結果に触れていません。

まだわからない点

今回の約束は、1月に発表した「Stargate Community」の延長で、自主的なものです。守れなかった場合に住民が求められる補償は、決まっていません。賃借した施設やクラウド上の設備が対象に入るかどうかも、明らかにされていません。

480万ドルジョージア州の給食支援
600万ドルオハイオ州の保育支援
最大1000MW需要が高い時に減らせる供給量

あなたへの影響・やること

  • 日本のChatGPT利用者への影響は、発表されていません。料金やサービスが変わる話ではありません
  • 米国のデータセンターは、電気代や水への不安から反対運動が広がっています。日本でも同じ論点が出る可能性があります
  • OpenAIの約束は自主的なものです。実際に守られるかは、施設ごとの公開資料で確かめられます

もとになった記事・発表

元の記事を読む(ITmedia NEWS)

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