NEC、機密を隠しAI費用も抑えるソフトを月100万円から
3行でわかる
- NECが社内のAI利用を1か所に通す企業向けソフトを11月に出す
- ソフト版は月額100万円(税別)から。クラウド版は順次
- 会社でAIを使う場面で、情報漏れと費用の心配を減らせる
NECは11月5日、機密情報を自動で隠してからAIに送るソフト「cotomi Gateway」を2026年11月に提供すると発表しました。

何ができるソフトか
社員や社内システムがAIに送る依頼は、すべてこのソフトを通ります。ソフトが依頼の中から社外秘の情報を見つけて自動で伏せ、そのうえで外部のAIサービスに渡します。伏せると仕事にならない依頼は、社内のサーバーで動くAIが引き受けます。
費用を下げる2つの仕組み
1つ目は、AIの選び分けです。ソフトは情報の機密度、作業の難しさ、必要な回答の質、費用を見て、依頼ごとに合うAIへ自動で振り分けます。簡単な質問が高性能で高価なAIに流れなくなる、とテクノエッジは説明しています。
2つ目は、依頼文の圧縮です。むだな部分を省いて送るため、AIが処理する量(トークン)が減ります。判断には軽い統計モデルを使い、依頼の中身、過去の利用履歴、会話の流れ、前回の結果を使い回せるかどうかを見ます。
価格と提供時期
まず11月にソフト版が出ます。月額は100万円(税別)からです。クラウドで使うSaaS版は順次提供される予定ですが、時期と価格は発表されていません。NECのサービス群「BluStellar Scenario」(相談から導入までを含む)にも組み込まれます。
使い方の見える化とまだ不明な点
管理画面では、AIの利用状況、費用、節約できた分をリアルタイムで確認できます。既存のシステムとはAPI(ソフト同士をつなぐ窓口)でつなぐので、仕事の流れを大きく変えずに入れられるとNECは説明しています。
一方、費用が何割減るかや導入企業の数は公表されていません。対応するAIの名前や、伏せ字の精度の数字も出ていません。問い合わせはNECのLLM紹介ページで受け付けています。
あなたへの影響・やること
- 会社の担当者は、機密情報の漏れと利用料の増加を同時に抑えたいときの選択肢として、11月の提供開始後にNECへ相談できる
- 個人や小さな会社にとって月100万円からは高く、今すぐ買うものではない
- 会社でChatGPTなどを使う人は、これまでどおり社外秘を直接入力しない
