Claudeが銀行口座をつないで支出を分析 米国で提供開始
3行でわかる
- AnthropicがClaudeの新機能「Personal Finance」を、11月5日に米国で始めました。
- 対象は米国のPro・Max・Ultra会員で、口座は読み取り専用、取引は最大2年分を見られます。
- 日本での提供や日本語対応は発表されていません。
Anthropicは11月5日、AIのClaudeが銀行口座やカードの使い方を分析する機能を、米国で試験提供し始めました。
何ができるようになる
銀行口座やクレジットカードをつなぐと、Claudeが支出を食費や家賃などに分けます。「給料日までにいくら残るか」「今月は使いすぎか」といった質問に、ふだんの言葉で答えます。二重の支払い、予想外の手数料、少しずつ上がる請求も見つけます。
週ごとの支出グラフや、支払いの予定カレンダーも作れます。ローンやカードの年利(APR)の意味を説明し、過去1年に払った利息の目安も出します。
提供の範囲と料金
試験版(ベータ版)の対象は、米国のPro、Max、Ultraの有料プランの会員です。今週から順に始まります。この機能だけの追加料金は発表されていません。米国以外への展開も明らかにされていません。日本での提供や日本語対応は発表されていません。
読み取る情報と安全面
口座の接続には、米国の金融データ連携サービスPlaidを使います。銀行のサイトでログインして許可する方式で、Claudeは銀行のパスワードを見ません。読み取れるのは、銀行名、口座名と種類、口座番号の下4桁、残高、カードの利用限度額、最大2年分の取引です。
アクセスは読み取り専用で、Claudeがお金を動かしたり、投資したりはできません。この機能の中の会話は、AIの学習に使われません。接続はいつでも解除できます。ただし、学習に使わない約束はこの機能の中だけで、ほかの場面で入力した内容には通常のプライバシー設定が適用されます。
広告なしと今後の予定
Anthropicは、広告やスポンサー付きのおすすめ、カードやローンの勧誘はしないと説明しています。投資の助言をする機能でもありません。Claudeも間違えるため、大事な数字は銀行の明細で確かめるよう呼びかけています。
今後は、資格を持つ専門家や金融機関と組んで、大きなお金の判断にも役立てられないか探るといいます。OpenAIは5月にChatGPTで似た機能を始めており、Claudeは約6か月遅れでの投入です。
あなたへの影響・やること
- 米国在住でClaudeのPro・Max・Ultraに入っている人は、今週から順に使えるようになります。
- 日本では提供が発表されていないので、日本の口座をつなげる前提にせず、続報を待ちましょう。
- 使うときは、Claudeの数字を銀行の明細で確かめてから判断に使い、不要になったら接続を解除します。
- Claudeが銀行のパスワードを聞くことはない仕組みです。聞かれたら偽の画面を疑ってください。
