テンセントが新AI「Hy4」公開。画像理解とPC操作に対応
3行でわかる
- 中国テンセントが最新のAI「Hy4」を公開。画像の理解が新しく加わった
- API(開発者向け利用)は出力100万トークンで2.70ドル。一部は無料や半額
- 日本での提供や日本語への対応は発表されていない
中国のIT大手テンセントは11月4日、最新のAIモデル「Hy4」を公開しました。画像やグラフを読み取る力と、パソコンを操作する力が加わっています。
何ができるAIか
Hy4は、細かい画像の読み取りや、複雑なグラフの分析、図形を使った数学の問題を得意とします。ここは今回新しく加わった部分です。
パソコンの黒い画面(コマンド入力)と、ふつうの画面の両方を操作でき、仕事や日常のさまざまなアプリをまたいで動きます。指示の理解や長い文章の処理、長時間かかる作業の力も上がったとしています。
仕事を管理する力
複数のプロジェクトの経過を覚え、終わっていない作業を知らせます。準備が要る会議の前に声をかけたり、締め切りを確認して優先順位づけを助けたりもします。
金融分析にも調整されています。テンセントは、数千の専門的な作業環境と数万の作業で学習させたと説明しています。ファンドの調査や証券分析、投資戦略づくりが想定されています。
料金と使える場所
AI Watchによると、API(アプリ開発者が使う窓口)の料金は、入力100万トークンあたり約0.90ドルです。出力は2.70ドル、保存済みの入力は0.045ドルです。
テンセント製の開発支援アプリ「WorkBuddy」と「CodeBuddy」は、11月4日から15日まで無料です。同社のクラウド「TokenHub」では、12月31日まで定価の半額で使えます。ほかに、中国向けの「元宝」「ima」などのサービスや、OpenRouterなどの外部の窓口でも利用が広がっています。
オープン公開とまだ不明な点
AIの中身にあたる「重み」と、安全性などをまとめた資料は、数日以内に公開される予定です。8月に出た試作版は、商用利用もしやすいApache 2.0というライセンスで公開されました。Hy4で同じ条件になるかは、発表されていません。
より安い「Hy4 Flash」も近く出る予定ですが、価格や性能は未発表です。試験結果の数字や、日本での提供や日本語への対応も発表されていません。
あなたへの影響・やること
- 日本の一般利用者がすぐ使う場面は少ない。中国発の新AIが出たという動きとして知っておく。
- アプリを作る人は、11月15日までの無料期間と、12月31日までの半額を試す好機。
- 重みの公開後は、ライセンスの条件を読んでから業務に使う。
- 日本語の性能は発表されていないため、仕事で使う前に自分で試す。
