ChatGPTの「dots」、頼まなくてもメールを見て報告
3行でわかる
- ChatGPTの「dots」は、指示がなくてもメールを見て重要事項を報告する
- 使えるのは月額100ドルのChatGPT Pro以上。dotsの利用量は通常の枠と別に数える
- 既存の会話にも依頼でき、スマホから音声通話で頼むこともできる
OpenAIが9月末にChatGPTへ加えた「dots」を、PC Watchが使って紹介しました。メールや予定を自分から確かめて、知らせてくれるAI秘書です。
何をしてくれるのか
OpenAIは、dotsを何にでも対応できる「常時稼働」のエージェントと紹介しています。キャラクターの設定もできます。ただ、この説明だけでは便利さが伝わりにくいと、PC Watchは指摘しています。
記事の実例では、指示がなくても届いたメールと添付ファイルを確認し、重要なことだけ知らせました。発注書と請求書で支払日が食い違っているのを見つけた例があります。
見つけた実例
迷惑メールのフォルダに入っていた、パスワード漏えいの通知にも気づいて報告しました。当日に急な打ち合わせを求めるメールにも気づき、日程の調整を知らせています。
PC Watchは、dotsの値打ちはAIの賢さより、動く場所にあるとみています。既存の会話やエージェントより上の層で動くためです。「あの件」といった言い方でも話が通じる、と紹介されています。
頼み方と並行作業
別のプロジェクトにある既存の会話に、新しい会話を作って依頼を送れます。この既存の会話への対応は、OpenAIが後から公式に発表しました。作られた会話は、利用者が「操作を引き継ぐ」で自分の手に取れます。
作業の途中でも次の依頼を受け付け、進み具合は実行中の作業に報告を求めて確かめます。スマホのChatGPTアプリでは、通話のアイコンから声で頼むこともできます。通話の文字起こしは保存され、後から会話に表示できます。
料金と気になる点
必要なのは、月額100ドルのChatGPT Pro以上のプランです。OpenAIは10月29日(米国時間)にProの3種類とBusiness Premiumの利用上限を2倍にしました。dotsの利用量は通常の枠とは別に数えられます。
弱点もあります。通話の内容は会話の履歴に出ず、「通話が終了しました」とだけ表示されます。つながるまでに呼び出し音が5〜6回鳴ることもありました。日本での提供については、記事では触れられていません。
あなたへの影響・やること
- ChatGPTを無料や安い月額プランで使っている人は、dotsをすぐには使えない。
- 月100ドルのProを使う人は、メールの確認を任せる前に、AIに中身を読ませてよい範囲を決める。
- パスワード漏えいの通知など大事なメールが迷惑メールに入ることがある。AIの報告が来たら、本物か確かめてから動く。
