パナソニックのエオリアX、27年度省エネ基準に全機種対応
3行でわかる
- パナソニックが、2027年度の省エネ基準に全機種で対応したエアコンを発表
- 発売は2027年1月下旬。実売の目安は29万〜43万円ほど
- 暖房の電気を抑え、運転中も内部のカビ対策ができる
パナソニックは11月2日、ルームエアコン「エオリアX」シリーズを2027年1月下旬に発売すると発表しました。価格はオープンです。

発売日・価格・機種
6畳用から29畳用まで10機種で、冷暖房の能力は2.2〜9.0kWです。全機種が2027年度の省エネ基準を満たします。価格はオープンで、実売は29万〜43万円ほどの見込みです。電波新聞デジタルは、この金額が税込みだと伝えています。
3.6kW級の一部機種は、2026年10月下旬にすでに発売されています。この大きさの壁掛け型で、「期間消費電力量」(標準的な使い方での1年間の電気の量)は1016kWhです。パナソニックは、国内で最も少ないと自社調べで説明しています。
暖房の電気を抑える工夫
2025年モデルから使っている「エコロータリーコンプレッサー」(熱を運ぶ心臓部)の制御を改良しました。暖房でいちばん弱く動かしたときの出力は、前のモデルの0.4kWから0.3kWに、約25%下がりました。室外機に霜がつきにくくなり、設定温度に届いて止まる回数も減っています。
パナソニックの試験(約14畳、外が7℃、室温25℃)では、安定した暖房1時間の電力量が減りました。前のモデルは320Wh、新型は272Whです。約15%の節約です。実際の使い方では条件によって変わります。
ナノイーXが72兆に強化
ナノイーXは、水分を含んだ微粒子でカビなどを抑える技術です。これまでの48兆から72兆に強まりました。付着したカビを抑えるまでの時間は、約8畳の試験で約2時間から約1時間に縮みました。実際の部屋で測った数字ではありません。
運転中も内部をクリーン
これまでの内部クリーンは、運転を止めたあとにだけ働きました。新しい制御では、使い続けている間も午前3時から約25分間、ナノイーXで内部を満たします。熱で乾かす工程はありません。事前の設定が必要です。
外部の試験機関が、30℃・湿度80%で14日間、24時間運転する実験を行いました。この設定にすると、カビの増え方が5段階の評価で2段階低くなりました。パナソニックのアンケートでは、約8割がカビに強いエアコンに魅力を感じると答えています。
快適さを保つ機能は継続
センサーで人や部屋の様子を見て自動で運転する「AI快適自動」は、前のモデルから引き続き使えます。いつも暖房を入れる時間を覚えて、すぐに温風を出す「AIチャージ」もあります。スマホアプリの「エオリアアプリ」にも対応しています。
あなたへの影響・やること
- エアコンの買い替えを考えている人は、2027年1月下旬の発売まで待つか、先行発売の機種にするかを店で相談する
- 内部クリーンは事前の設定が必要。買ったら取扱説明書で午前3時の運転を設定する
- 暖房の電気代の数字は試験の結果。住まいや使い方で変わるので目安として見る
- 実売は29万〜43万円ほど。同じ畳数の他社製品と店頭で価格を比べる



