iFLYTEKのAI録音機、議事録まで自動で2万9800円
3行でわかる
- 中国発のiFLYTEKが、AI搭載の録音機「P1 Pro」を販売
- 実売価格は2万9800円。重さは約55gで、11言語の文字起こしに対応
- 録音後に要約や議事録、やることの一覧まで自動でできる
iFLYTEKのAI録音機「P1 Pro」の実売価格は2万9800円です。会議や講演の録音から、議事録までまとめられます。
価格と月額プラン
本体は2万9800円で、税込みかどうかは示されていません。購入すると、文字起こしが月300分まで使える「スターター」プランが付きます。
もっと使いたい人向けの「プロ」プランは、月2000円か年1万4000円で、月1800分まで使えます。12月31日までに購入して有効にすると、スターターとプロが3カ月分付くキャンペーンもあります。
録音機としての作り
金属製の細い本体で、重さは約55gです。万年筆にたとえられる細さです。マイクは指向性(特定の向きの音を拾う性質)のものが1個、全方向の音を拾うものが2個あり、10m先の声も拾えるとしています。
録音ボタンを短く押すと指向性、2秒長押しすると全方向で録音します。3.2インチの有機ELタッチ画面があり、スマホなしで録音の確認や時計の設定ができます。4桁の暗証番号による画面ロックもあります。
音質は96kHz/24bitの高音質録音にも対応します。1時間あたりの容量は、標準で約80MB、高音質だと45分で約2GBです。高音質は容量が大きく、転送にも時間がかかるので、必要なときだけ使うのがよさそうです。
文字起こしと議事録づくり
録音中は、本体が日本語や英語、中国語など11言語でリアルタイムに文字起こしをします。ただし精度は荒めです。「今すぐ文字起こし」を押すと、録音をクラウド(ネット上のサーバー)に送り、正確な文章に直します。
クラウドでの処理が終わると、アプリに全文、要約、議事録、やることの一覧が出ます。文章はすべてコピーできます。これらのAI機能は、ネットにつながっている必要があります。外出先ではスマホの通信量を使います。
翻訳と専用アプリ
同時通訳は、専用アプリ「Deepting」で使います。アプリストアで「iFLYTEK」と検索しても出てこないので、アプリ名で探す必要があります。アプリから録音を始めることもでき、話し手のそばに置いた本体を離れて操作できます。
使ってみた結果
PC Watchの筆者は、イベントでP1 Proを試しました。全方向の録音で、登壇者も質問者もはっきり録れ、一瞬、ワイヤレスマイクが途切れても録音は続いたそうです。文字起こしの精度は、筆者の感覚で98%を超えていました。
TEDの講演では、リアルタイムの文字起こしは正確でした。一方、同時通訳には不自然な言い回しが残りました。録音が終わってからの翻訳は自然で、聞いている間は大意をつかみ、あとで細かいニュアンスを確かめる使い方が合うと、筆者は書いています。
あなたへの影響・やること
- 会議や講演の議事録づくりに時間がかかっている人は、録音から要約まで任せられるこの種の録音機が候補になります。
- 月300分を超えて使うなら、プロプラン(月2000円か年1万4000円)の費用も見込みます。
- AI機能はネット接続が必要なので、外出先ではスマホの通信量を使うことになります。
- 同時通訳は不自然な訳が残るため、大事な内容は録音後の翻訳で確認します。



