写真1枚から裏側まで3D化するAI「Idol」を無料公開
3行でわかる
- Speridlabsが、1枚の画像から裏側まで3D化するAI「Idol」を公開
- モデルとコードは無料公開で、10GBのグラボでも動く
- 出力は点の集まりで、使う前に手直しが必要になることがある
Speridlabs(スペリッドラボ)は、1枚の画像から立体データを作るAI「Idol(アイドル)」を公開しました。写っていない裏側も推測して作ります。

1枚の画像から立体データを作る
写真だけでなく、CGやAIで作った絵も入れられます。写っていない裏側や側面はAIが推測して作るので、複数の角度から撮った写真を用意する必要がありません。単一の物体の画像を想定した作りです。
出てくるデータは「3Dガウシアンスプラット」という形式です。ふつうの3Dモデルが面で形を作るのに対し、小さな色つきの点のかたまりで立体を表します。拡張子は.plyで、対応する閲覧ソフトで開けます。
必要なパソコンと処理時間
comfyui-wikiによると、使うGPUメモリは最大で約7.2GBで、10GBのグラフィックボードでも動きます。点の数は約3万〜約100万で選べ(初期設定は約26万)、多いほど細かくなりますが、ファイルも大きくなります。
約26万点の場合、処理時間はRTX 5090で約14秒、RTX 3080で約46秒です。公式は「2秒未満」とうたっていますが、同サイトの測定表の数値とは開きがあります。初回は約3GBの部品をダウンロードします。
使い方と費用
PC Watchによると、モデルとコードは無料で公開されています。基本の使い方は、プログラミング言語のPythonで動かす方法です。NVIDIA製のグラボが必要で、一部の部品はHugging Faceで利用申請が要ります。
自分のパソコンで動かすのが難しい人は、ブラウザで試せるデモや、1回0.1ドルで使えるfal.aiのクラウド版を選べます。日本での提供条件や、日本語への対応は発表されていません。
仕上がりと注意点
PC Watchの記事では、写真のように奥行きがはっきりした画像はうまく立体になりました。平らな画像や隠れた面は手直しが必要でした。細い部分や半透明の物は苦手とされています。
出力は点の集まりで、面でできたふつうの3Dモデルではありません。fal.aiのページにあるプレビュー用ファイル(GLB)も同じ点の集まりです。3Dプリントやゲーム素材に使うなら、この点を先に確かめておくと安心です。
商用利用とライセンス
Hugging Faceのページには、商用利用が認められるライセンス「Apache-2.0」と書かれています。fal.aiとcomfyui-wikiのページには、ライセンスの記載がありません。
仕事で使うなら、公式のリポジトリ(コードの保管場所)でライセンスを確かめ、出来栄えを目で見てからにすると安心です。
公式の画像




あなたへの影響・やること
- 3Dプリントやゲーム素材に使いたい人は、出力が点の集まりで手直しが要ることを、先に確かめてください
- 仕事で使う人は、公式のリポジトリでライセンスを自分で確かめてください
- 自分のパソコンで動かせない人は、ブラウザのデモやクラウド版で出来栄えを試してください
