メルカリが「推し部屋展」を開催、越境取引は4年で19倍に
3行でわかる
- メルカリが原宿で「世界の誰かの推し部屋展」を開き、5日間で1600人超が来場
- 海外向け取引は2026年6月期に1122億円。4年で約19倍
- 海外への発送や通関はメルカリ側が代行するので、個人も海外に売りやすい
メルカリは10月28日〜11月1日に原宿で「世界の誰かの推し部屋展」を開き、のべ1600人超が来場しました。

どんな展示だったか
会場は東京・原宿のWITH HARAJUKU地下1階で、入場は無料、予約は不要でした。メルカリで実際に売れた商品1000点以上を使い、海外に住む架空のファン3人の部屋を作りました。海外で売れたときの価格を示した商品もありました。
フランスの部屋は、アニメやコスプレが好きな28歳女性の設定です。台湾は、ガンプラやミニ四駆を集める43歳男性です。アメリカは37歳男性で、シティポップやレトロ文化が好きという人物です。竹内まりやの「Plastic Love」のレコードやスーパーファミコンが並びます。
狙いと来場者の反応
メルカリの発表では、来場者は5日間でのべ1600人を超え、約2割は海外からでした。国内では「メルカリは国内向け」という印象が強く、売った物が海外でどう使われるかは見えにくくなっています。それを部屋として見せたのが狙いです。
「自分が手放した物が海外で大切にされているかも」と感じ、出品に前向きになった来場者もいたそうです。メルカリの執行役員は「日本の誰かの出品が、世界の誰かの部屋を作る」と話したと、Watch(インプレス)が報じています。
海外向け取引は4年で約19倍
メルカリの発表では、海外向け取引の流通額は2026年6月期に過去最高の1122億円になりました。4年で約19倍です(WWD JAPANは1120億円と表記)。約1.6秒に1回、海外向けの取引が成立している計算です。
件数の過半数は、アニメ・マンガ・ゲームなどのエンタメ・ホビー商品です。人気は国で違い、中国では「すみっコぐらし」、韓国では「モンチッチ」、アメリカでは「遊戯王」が目立ちます。
海外イベントでの売れ行き
WWD JAPANによると、今年7月にアメリカで「アニメ エキスポ 2026」が開かれ、メルカリと駿河屋が出展しました。のべ7000人が訪れ、1万点以上の商品がほとんど売れました。
同記事では、遊戯王カードの対台湾取引件数が前年の1.4倍、「リザードンex 黒炎」が2倍以上と紹介されています。高額な例では、純金の「青眼の白龍」が今年6月に529万9999円で売れました。
個人でも出品しやすい仕組み
海外への発送や通関の手続きは、メルカリや公式の連携事業者が代行します。国内取引とほぼ同じ感覚で売れます。越境取引は2019年11月に始まりました。
2025年9月に発表した海外ユーザー向けの「メルカリ グローバルアプリ」は、台湾・香港・アメリカで使えます。登録者は100万人を超えました。10月21日からは米国と台湾で「あんしん鑑定」も段階的に始まり、今後はオークション機能も予定されています。
公式の画像



あなたへの影響・やること
- アニメ・マンガ・ゲームなどホビー系の品を持つ人は、海外需要が強く、国内より高く売れる可能性があります
- 国によって人気の商品が違うので、売る物がどの国で人気かを調べ、値付けの前に海外での取引例も確かめてください
- 海外発送や通関は代行されるため、個人でも始めやすい仕組みです。出品前に、手数料や対象商品をメルカリの案内で確かめてください

