Amazonのパスキー利用者5億人超、ログイン6倍速と発表
3行でわかる
- Amazonは、パスキーを有効にした利用者が世界で5億人を超えたと発表した。
- Amazonは、パスワードより約6倍速くログインでき、偽サイトにも強いと説明している。
- 6倍の測り方は公開されておらず、自社でも同じ結果になるとは限らない。
Amazonは10月20日ごろ、指紋や顔で本人確認するパスキーの利用者が世界で5億人を超えたと発表しました。

利用者は3年で5億人超に
パスキーの導入は2023年10月で、およそ3年での到達です。Thurrott.comによると、2024年10月は1億7500万人、2026年5月には4億6500万人でした。
Amazonは、利用者が今も毎日増えていると話しています。
パスキーとは、6倍速の中身
パスキーは、スマホやパソコンに入っている認証の仕組みを使います。指紋、顔、画面ロックの暗証番号のどれかでログインでき、パスワードを覚えたり打ち込んだりする必要がありません。
Amazonは、パスワードより約6倍速くログインできると説明しています。偽サイトで情報をだまし取られる手口(フィッシング)にも強いそうです。ただし、6倍の比べ方や測り方は公開されていないと、Thurrott.comは指摘しています。
使える場所と設定のしかた
使えるのは、ブラウザ、iPhoneとAndroidのAmazonショッピングアプリ、Audibleアプリです。設定は、アカウント画面の「ログインとセキュリティ」にあるパスキーの項目から行います。
2023年10月の導入時は、ブラウザとショッピングアプリで設定できました。Amazonは過去1年で、登録しやすい案内や、ログインが必要な場面での利用を広げてきました。
ほかの会社の対応状況
Google、Microsoft、Appleもパスキーに対応しています。PayPalも、2023年にAndroid向けの提供を始めています。
PYMNTSによると、Amazonの幹部は2023年の導入時に、パスワードは当面なくならないが一歩前進だと話しました。金融業界の幹部の間では、移行の間はパスワードやワンタイムコードも併用すべきだという声もありました。ワンタイムコードは、1回だけ使える数字です。
これからの動きと店への影響
Amazonは今後、顧客との接点すべてでパスキーを使えるようにし、最終的にはパスワードに頼らない形を目指します。
ネットショップ担当者フォーラムは、ログインの面倒が購入途中の離脱につながりうると触れています。認証がなめらかになれば、売上の取りこぼしが減るかもしれません。自社サイトに入れる費用や方法は、まだ示されていません。
あなたへの影響・やること
- Amazonで買い物をしている人は、アカウント画面の「ログインとセキュリティ」からパスキーを設定できる。
- 自社のショップを持つ人は、ログインの手間が離脱の原因になりうるので、会員ログインの方法を見直す材料にする。
- 6倍速はAmazon自身の発表で測り方も公開されていないので、自社でそのまま当てはまるとは限らない。

