古い石油給湯機・ふろがまで火災、NITEが点検呼びかけ
3行でわかる
- 古い石油給湯機・ふろがまの火災が続き、NITEが点検を呼びかけた。
- 2016〜2020年の古さによる事故43件のうち、10年以内に点検を受けたのは5件だけ。
- エラーや油漏れが出たら、すぐ使うのをやめてメーカーに連絡する。
製品評価技術基盤機構(NITE)は、灯油を使う給湯機とふろがまの古い機器で起きる火災に、注意を呼びかけました。
今回紹介された2件の火災
34年使った石油給湯機(灯油でお湯を沸かす機械)から灯油が漏れて、燃えました。28年使った石油ふろがま(灯油でお風呂を沸かす機械)では、内部にたまった灯油に火がつきました。
どちらも、途中で止まるなどの不具合に気づきながら、使い続けていたそうです。事故の数は減ってきましたが、原因の多くは、長い年月の使用による部品の傷みです。
10年以上の機器に事故が多い
2019年の発表(2014〜2018年度)によると、使用年数がわかる事故は532件でした。うち10年以上使った機器の事故が325件(61%)で、その56%が火事です。2016年の発表でも、10年以上使った機器の事故は約65%を占め、死亡事故は5件ありました。
点検を受けた人は少ない
2021年の発表では、2016〜2020年に古さが原因で起きた事故が43件あり、すべて火事や煙でした。ふろがまが26件、給湯機が17件で、周りに燃え広がったものが21件です。
10年以内に点検を受けていたのは、43件のうち5件だけでした。メーカーへの持ち主の登録率も、2016年の発表では約38%です。2021年8月には点検制度の対象9品目のうち7品目が外れましたが、石油給湯機と石油ふろがまは対象に残っています。
放置して燃えた3つの例
約17年使った給湯機は、2〜3週間エラーが続くのを放置して燃えました。約18年使ったふろがまは、業者から買い替えを勧められながら使われ続けました。約31年使ったふろがまでは配管がゆるみ、建物が全焼しています。
NITEが勧める対策
買ったときに、メーカーへ持ち主を登録します。以前に買った人も、今から登録できます。点検のお知らせが来たら受けましょう。点検は依頼したときだけ行われる有料のもので、直す費用は別です。
異音、煙、エラーのくり返し、油漏れがあれば、すぐ使うのをやめてメーカーに見てもらいます。部品がなく直せないときは、買い替えも選択肢です。機種ごとの事故歴は、NITEの事故検索(SAFE-Lite)で調べられます。
あなたへの影響・やること
- 製造から10年を過ぎた石油給湯機・ふろがまは、メーカーの点検を受ける。
- エラーや異音、においが出たら使い続けず、すぐ使用をやめてメーカーに連絡する。
- 本体の銘板(表示ラベル)で製造年を確認し、メーカーに持ち主登録をしておく。
- 部品がなく直せないと言われたら、買い替えを考える。



