Claude API、1回に送れる量が4倍の128MBに
3行でわかる
- AnthropicのAPIで、1回に送れるデータ量の上限が32MBから128MBの4倍になった。
- 画像を20枚を超えて送る依頼は、1枚の上限が2000ピクセルから3000ピクセルに。
- 128MBは直営APIだけ。クラウド経由は20〜32MBのまま。料金はトークン課金。
AnthropicがClaudeのAPI(開発者向けの窓口)で、1回に送れる量の上限を4倍の128MBにしました。
上限が32MBから128MBに
対象は、メッセージを送るMessages APIと、使う量を事前に数えるToken Counting APIです。上限を超えると、送りすぎを知らせる413エラー(request_too_large)が返ります。
引き上げの背景にあった困りごと
画像が多い依頼では、AIが読める文章量にはまだ余裕があるのに、データ量だけで断られることがありました。長い画面操作の記録はスクリーンショットが溜まり、細かい図やスキャンを含む大きなPDFも同じように引っかかりました。
開発者には、次のような工夫が必要でした。 ・画像を縮小する ・文書を分ける ・履歴を削る ・Files APIを使う
画像の上限もゆるんだ
1回に20枚を超える画像を送る場合、1枚あたりの上限が2000ピクセルから3000ピクセルになりました。画面、表、図、スキャンの細かい部分が残りやすくなります。
20枚以下の場合は従来どおり2000ピクセルと説明する記事もあります。解像度が上がると、使うトークン(AIが数える文字量の単位)も増えやすくなります。
128MBは直営APIだけ
128MBになったのは、Anthropic直営のAPIだけです。各社によると、Amazon Bedrock経由は20MB、Google管理のClaudeは30MBのままです。ほかのクラウド経由は、32MBのままです。 ・Claude Platform on AWS ・Anthropic管理のGoogle Cloud ・Microsoft Foundry
Bedrockの20MBは、直営の以前の上限(32MB)より低いままで、直営との差が広がりました。
変わらないことと費用
Message Batches APIは256MB、Files APIは500MBのままです。コンテキストウィンドウ(一度に扱える文章量)やトークンの上限も変わりません。料金の仕組みも変わらず、トークンで課金されるので、たくさん送れば費用も増えます。
大きな依頼は処理に時間がかかり、1分あたりのトークン制限にも当たりやすくなります。そのため、ストリーミング(結果を少しずつ受け取る方式)やバッチ(まとめて処理する方式)の利用が勧められています。適用が始まった日付は発表されていません。
あなたへの影響・やること
- Claudeを直営APIで使う開発者は、大きなPDFや画像を分けずに送れるか試す。
- Bedrockなどクラウド経由で使っている人は、上限が20〜32MBのままなので、どちらの窓口を使っているか確認する。
- 送れる量が増えても料金は増えるので、細かい図が必要な画像だけ高解像度にする。
- コードを書かない人は、今のところ特にすることはありません。
