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OpenAI、AIが設計した試作機を披露 マツダとも共同研究

AI11月4日(水)の号出典:Unite.AI

3行でわかる

  1. OpenAIが、AI「GPT-6 Astra」に機器の設計を任せ、試作機を作ったと発表しました。
  2. 2人が1週間足らずで設計し、試作は1カ月足らず。ただ、量産向けには何度も手直しが必要でした。
  3. マツダやレーシングチームとも協力しています。一般向けの提供は発表されていません。

OpenAIは11月3日(米国時間)、AIに機器の設計を任せた試作機と、マツダなどとの共同研究を発表しました。

AIが任された設計の範囲

試作したのは、Codex(OpenAIのコード作成AI)と話すための小さな機器です。GPT-6 Astraは、必要な機能の整理から、ケースと内部の部品の支え、電子部品の選定、回路基板の設計までこなしました。操作画面と、Codexにつなぐソフトも作っています。

社員2人が本業の合間のプロジェクトとして取り組み、設計は1週間足らずで終わりました。委託先の工場が、少数の試作機を1カ月足らずで作っています。OpenAIの目標は、人が直接手を入れずに機器を作れるかを試すことでした。

量産には手直しが必要

ただ、そのままでは作れませんでした。工場で作れる状態にするまで、何度も見直しを重ねています。Astraは、部品の公差(寸法に許される誤差)や、組み立ての手順といった製造上の条件を、安定して考えに入れられなかったためです。OpenAIは、設計は開発全体の一部にすぎないと説明しています。

マツダとレーシングチーム

マツダとは、車の空気抵抗と衝突安全の研究を進めます。Astraが車の先端部分の形を何通りも作り、空気の流れを計算して、抵抗を減らす形に磨きます。マツダの主任技術者Akihiro Nakata氏は、多くの案を試すことで、どの特徴が空力に効くかがわかると話しています。成果は数カ月以内に共有される予定です。

レーシングチームのChip Ganassi Racingとは、部品を3Dスキャンして、修正できる設計データや、製造用の2D図面に変える作業を試しています。元の設計データが残っていない古い部品を想定した使い方です。技術者が正確さと作りやすさを確かめます。

性能テストと使える時期

OpenAIの設計チームがAIに使う文字量(トークン)は、2月から23倍に増えました。ただしこれは使用量の数字で、仕事の成果や節約できた時間ではありません。設計力を測るテストBenchCAD 2.0では、未公開の社内モデルが0.875と、Astraの0.594を約47%上回りました。モデルの名前は発表されていません。

今のところ、使うのは社内と一部の協力企業です。ChatGPTやCodexで設計機能が使えるようになるかは発表されていません。OpenAIは、設計の会社やソフト会社に、使い方や道具の提案を呼びかけています。

1週間足らずAIとの試作機の設計期間
23倍設計チームの使用量(2月比)
0.875未公開モデルのテスト得点

あなたへの影響・やること

  • ChatGPTを使う人は、今のところ特にすることはありません。設計向けの機能が使えるかは発表されていません。
  • 設計や製造の仕事をしている人は、AIが作った設計も、公差や組み立ての確認は人が行う必要がある点を押さえておきましょう。
  • マツダとの研究成果は数カ月以内に共有される予定です。車の形の設計にAIがどこまで役立ったかは、その発表で確かめられます。

もとになった記事・発表

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