Google、学校の生徒向けGeminiと検索を原則オフに
3行でわかる
- Googleは、小中高生の学校アカウントでGeminiと検索を、学校が許可するまでオフにすると発表した。
- オフになるのは4つの機能。開始は「今後数カ月」で、米紙は2027年初めと報じている。
- AIを禁じる学校では検索も使えなくなるため、ニューヨーク市長らが批判している。
米Googleは11月3日、小中高生向けの学校アカウントで、GeminiとGoogle検索を原則オフにすると発表しました。使うかどうかは学校の管理者が決めます。

何がオフになるのか
対象は、学校が管理する小中高生(K-12)のアカウントです。生成AIの「Gemini」、学習用の「Gemini Notebook」、授業支援の「Gemini in Classroom」、それに「Google検索」の4つが、初めはオフの状態になります。管理者は、このうち使いたいものだけを個別にオンにできます。
いつから始まるのか
Googleは開始の日付を示していません。今後数カ月のうちに、学校へ詳しい内容を伝えるとしています。一方、米New York Timesは2027年初めからと伝えました。日本の学校でも同じ設定になるかどうかは、発表されていません。
検索まで止まる理由と批判
問題になっているのは検索です。Geminiは個別にオフにできますが、検索のAI機能(「AIによる概要」と、対話形式の「AIモード」)だけを切る設定はありません。Googleの教育部門責任者クリス・フィリップス氏は、New York Timesに「検索とAIは深く統合されている」と説明しました。
ニューヨーク市とロサンゼルスの公立学校は、今学年度に生徒の生成AI利用を広く制限しています。AIつきの検索を認めるか、検索自体を止めるかを迫られる形です。ニューヨーク市のマムダニ市長はXで、独占的な力でAIを公立学校に押し付けようとしていると批判しました。元FTC委員長のリナ・カーン氏も同じ趣旨で批判しています。
Googleは公式Xで、今回の変更は学校の選択肢を狭めるのではなく広げるものだと反論しました。AIを細かく管理したいという学校の声に応えた、という説明です。
同時に出た学習支援機能
Googleは同じ日に「Guided Learning」も発表しました。答えをそのまま見せず、段階的な説明や問いかけで、生徒が自分で解くのを助ける機能です。Google Classroomでは11月3日から世界で使えます。先生が課題として割り当てると、生徒ごとの取り組み状況を先生がリアルタイムで確認できます。
検索版は、11月中に米国の一部の学校で試験を始め、数カ月かけて広げる予定です。物理の難しい問題や読書感想文の相談に、答えの代わりに考え方の手順を示します。
公式の画像

あなたへの影響・やること
- 子どもが学校のアカウントでGeminiや検索を使っている家庭は、今後、使える機能が変わる可能性があります。
- 日本の学校が対象になるかは発表されていないため、学校からの案内を待ちましょう。
- 個人のGoogleアカウントは、今回の「学校が管理するアカウント」には当たりません。
