星餓りなのテックニュース

10月のEC動向まとめ、AI時代の人材は「考えて決める人」

EC・決済11月4日(水)の号出典:ネットショップ担当者フォーラム

3行でわかる

  1. EC専門家の中林氏は、AIスキルより「考えて判断できる人」を採用すべきだと述べた
  2. 購入をAIに完全に任せる人は4%。楽天の広告で売れないときは、広告設定の前に原因を探す
  3. ヤマトの新しい緊急配送は、法人契約がある事業者向けで、個人は使えない

ネットショップ担当者フォーラムが11月4日、10月3日から11月1日のECニュースをまとめた記事を載せました。AI時代の人の役割から、広告、越境販売、緊急配送まで5つの話題を整理します。

画像提供:ヤマト運輸(コマースピック掲載の発表画像)

採用は「考える人」を探す

まとめを書いたEC専門家の中林慎太郎氏は、AIを使うかどうかの議論は終わり、人が何を担うかが問われる時代だと述べています。決まった作業はAIが自動で行います。人の仕事は、何を作るか、結果が使えるか、売上や利益につながるかを決めることに移るという見方です。

同氏は、eccLabが挙げた4つの力を紹介しました。AIに任せる範囲を設計する力、AIの出力を確かめる力、一次情報をつかむ力、数字で判断する力です。結論は、「AIスキル」だけを探すのではなく、自分で考えて決められる人を採用し、考える文化を会社につくるべきだというものです。

買い物をAIに任せる人は少数

10月8日の同誌の記事は、AIの利用率が48%を超える一方、購入をAIに完全に任せる人は4%にとどまると伝えました。まとめでは、AIの能力ではなく、信頼の問題だと読み解いています。最後に買うかどうかを決めるのは、まだ人のようです。

楽天の広告で売れないとき

Consult Rockets STATIONは、楽天市場の広告「RPP」の成果が悪いときに見直す7つの点を紹介しています。成果とは、売上に対する広告費の効率(ROAS)のことです。入札額や広告の設定を変える前に、問題が別の場所にないかを確かめるよう勧めています。広告はお客さんを呼び込むだけで、買う決め手にはならないという考え方です。

越境販売の新サービス

フューチャーショップの「future Globalhop」は、台湾とシンガポール向けの越境ECを支えるサービスです。翻訳、物流、通関、お客さん対応まで任せられます。固定費はかかりません。11月2日の開始予定でしたが、その後に延期されました。新しい開始日はわかっていません。

ヤマトの緊急配送

ヤマト運輸は10月28日、軽貨物車を1台貸し切る「クロネコ軽貨物チャーター」を始めました。24時間365日使え、依頼から最短30分で集荷に来ます。使えるのは、ヤマトと法人の掛売契約があり、ヤマトビジネスメンバーズに登録済みの顧客です。料金は距離制か時間制で、金額は利用画面の見積もりで確かめます。

ドライバーを選んだ時点で依頼が確定し、費用が発生します。依頼しても運ぶ人が見つからないことがあり、2025年1月から12月の成約率は96.5%でした。実際の配送は、CBcloudの「ピックゴー」が行います。

4%購入をAIに完全一任
7つ楽天の広告で見直す点
最短30分軽貨物の集荷までの時間

あなたへの影響・やること

  • 人を雇う予定のある小さな店は、AIが使えるかより、数字を見て自分で決められるかを見る。
  • 楽天市場の広告で成果が出ないときは、入札額をいじる前に、広告以外に原因がないかを見直す。
  • ヤマトの軽貨物チャーターは法人契約が必要なので、個人の出品者はこれまでどおり宅急便などを使う。

もとになった記事・発表

元の記事を読む(ネットショップ担当者フォーラム)

EC・決済のほかのニュース