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NPUにWindowsの画面を描かせる実験ドライバ、更新は毎秒2〜3回

家電・ガジェット11月4日(水)の号出典:PC Watch

3行でわかる

  1. 開発者のlabscommunityが、WindowsのデスクトップをNPUに描かせる実験ドライバ「npu-render」を公開した。
  2. 画面の更新は毎秒2〜3回ほどで、マウスを動かしてから画面に出るまで最大約1.5秒かかる。
  3. 動かすにはIntel製NPUとWindowsのテスト署名モードが必要で、一般の人が使う段階ではない。

開発者のlabscommunityは、パソコンのNPUにWindowsの画面描画を任せる実験用ドライバ「npu-render」を、GitHubで公開しました。

何をするドライバか

NPUはAI処理用の専用チップで、ふだんは空いていることが多い部品です。npu-renderは、Windowsの画面を組み立てる仕組み(DWM)が出す描画の命令を、GPUの代わりに受け取ります。それをNPUで実行します。できた画面は、そのままディスプレイに送られます。

アプリとWindowsからは、ふつうのGPUのように見えます。どちらも作り直す必要はありません。

どこまで動くのか

窓の描画、すりガラスのようなぼかし、文字の表示を、NPU向けに作り直しています。PC Watchによると、出力はCPUで描いた基準の画像と、1画素ずつ比べても一致しています。開発者は、製品ではなく研究用の試作と位置づけています。

速さとGPU負荷の結果

Panther Lake搭載のノートパソコンでは、画面の更新が毎秒2〜3回ほどでした。マウスを動かしてから画面に反映されるまで最大約1.5秒、ぼかしの処理は数秒かかることがあります。

GPUの3D処理の使用率は、GPUで描く場合の3.4%から、NPUで描く場合の0.6%に下がりました。ただ、もともとDWMのGPU負荷は小さく、空いたGPUを別の作業に回せるかは確かめられていません。消費電力も測られていません。

動かす条件と注意

必要なのは、Windows 11、テスト署名モード、管理者権限です。NPUはIntel製で、OpenVINOのNPUプラグインに対応した型に限られます。NPU内の計算ユニットを動かす道具(SHAVEツールチェーン)は含まれていません。

設定に失敗すると、デスクトップが数分間使えなくなるおそれがあります。ライセンスはApache License 2.0で、ソースコードはGitHubで見られます。

毎秒2〜3回画面の更新の速さ
約1.5秒操作が画面に出るまで
3.4%→0.6%GPU 3D使用率の変化

あなたへの影響・やること

  • ふつうにパソコンを使う人は、今のところ試す必要はない。速度が実用的ではない。
  • 試したい人は、大切なパソコンでは行わない。失敗すると、画面が数分間使えなくなるおそれがある。
  • GPUの負荷や電力が実際に減るかは、まだわかっていない。今後の検証結果を待つ。

もとになった記事・発表

元の記事を読む(PC Watch)

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